膝の痛みの原因として考えられること
1 加齢等による軟骨のすり減り
膝にかかる衝撃をクッションのように吸収する役割を持つのが軟骨ですが、この軟骨は年齢とともに少しずつすり減ってしまいます。
軟骨がすり減ることによって骨と骨が直接ぶつかり合い、膝が変形したり炎症を起こしたりすることで痛みが出てきます。
また、普段あまり運動をしないという場合、筋肉が落ちていることで他の組織に負担がかかりやすくなり、それも痛みにつながっているケースが考えらます。
2 トレーニングやスポーツによる負荷
「ランナー膝」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
ランニングをよくされる方に多いのがランナー膝ですが、その他にもジャンプをすることが多いバスケットボールなど、膝に負担がかかりやすいスポーツを長く続けている場合に、腱や靭帯への負荷によって痛みが出ることがあります。
3 ケガによる損傷
スポーツ中に人や物とぶつかったり、事故で膝を打ち付けたりした際、膝の靭帯などを損傷してしまうことがあります。
ケガをした際の状況などによって、痛めた部分や痛みの程度も変わってきます。
しっかり改善しないままとなっていると、何年も経った後に痛みがぶり返すということもあります。